電験2種の過去問|年度別の使い方と入手方法

電験2種の過去問について、年度別の使い方と入手方法を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が電気技術者試験センター・経済産業省などの公的機関と、各講座・出版社の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験手数料・合格基準は年度ごとに変わるため、最新の情報は電気技術者試験センターの受験案内で確認してください。

電験2種の勉強を始めようとして、『過去問ってどこで手に入るの?何年分をどう解けばいいの?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、電験2種の過去問は、電気技術者試験センターのホームページで一次も二次も公開されています。ただ、解説は付いていないので、使い方を決めてから取り組むのが大事なんです。

この記事を読むと、過去問の入手方法と公開範囲、年度別に解く順番、一次と二次での使い方の違いが分かります。

目次

電験2種の過去問はどこで手に入る?公開範囲を確かめる

先に結論

電験2種の過去問は、電気技術者試験センターの「第二種電気主任技術者試験の問題と解答」のページで公開されています。一次は問題と解答、二次は問題と標準解答です。

『過去問は買わないと手に入らないの?』と思っている方もいますよね。実は、試験を行う電気技術者試験センターが、自分のホームページで公開しているんです。

試験公開されているもの解説
一次試験(4科目)問題と解答(正答)なし
二次試験(2科目)問題と標準解答なし

2026年10月時点で、令和元年度から令和8年度の分が掲載されています。最新は令和8年度(2026年度)の一次で、令和8年度の二次の標準解答は、令和9年1月13日に公表の予定です。

二次の標準解答は、試験から約2か月後に公表されます。試験の直後にはまだ載っていないので、覚えておきましょう。

解説は付いていません

試験センターが公開しているのは、問題と解答(正答・標準解答)だけです。問題の内容についての問い合わせにも応じていません。なぜその答えになるのかは、参考書などで自分で確かめる必要があります。

試験センターで過去問を入手する手順

PDFをダウンロードして、印刷して使う

過去問は年度・科目ごとのPDFで掲載されています。本番と同じように紙で解くために、印刷して使うのがおすすめです。

入手の流れは、次のとおりです。

過去問を入手する手順
  1. 電気技術者試験センターのホームページを開く
  2. 第二種電気主任技術者試験の「問題と解答」のページへ進む
  3. 解きたい年度を選び、一次の科目別の問題と解答のPDFを保存する
  4. 二次は、問題と標準解答のPDFを保存する
  5. 問題を印刷し、解答は解き終わるまで見ない所に置いておく

ページは電気技術者試験センターの第二種の問題と解答から開けます。

電気技術者試験センターのホームページから電験2種の過去問のPDFを保存し、印刷して解くまでの手順を上から順に並べた図解

印刷する時は、問題と解答を別々にしておくのがおすすめです。一緒に綴じておくと、つい答えが目に入ってしまうんです。

勉強仲間とは、こんなやりとりになるかもしれません。

「過去問、もうダウンロードした?」
「うん。解答のPDFは別のフォルダに分けて、解き終わるまで開かないようにしてるよ」

スマホで見る時の注意

PDFはスマホでも開けますが、計算の多い問題は紙に印刷した方が解きやすいです。図や式が小さくなり、読み間違えることもあるからです。

通勤の時間にスマホで問題文だけ読み、家に帰ってから紙で解く。こんな使い分けも、時間の少ない方には合っています。

三種の過去問とは置き場所が別

三種の過去問は、第三種のページにまとまっています。二種の過去問を探す時は、ページを取り違えないように気を付けてください。

三種の過去問の使い方は電験三種の過去問で紹介しています。

年度別の使い方:令和3〜5年度を解く順番

最新の年度は仕上げ用に取っておく

公開されている年度をただ順番に解くより、「練習用」と「仕上げ用」に分けておくと、本番前に実力を確かめやすくなります。

『新しい年度から順に解けばいいんじゃないの?』と思う方もいますよね。

ただ、最新の年度を最初に解いてしまうと、本番前に「初めて見る問題」で実力を確かめる機会がなくなってしまいます。そこで、令和3〜5年度(2021〜2023年度)を練習用にする進め方の例を表にしました。

順番年度使い方
1令和5年度(2023年度)時間を計らずに解き、今の実力と苦手な分野を知る
2令和4年度(2022年度)分野ごとに解き、間違えた問題を参考書で調べ直す
3令和3年度(2021年度)本番と同じ時間で解き、時間配分を確かめる
4令和3〜5年度の間違えた問題数日空けて解き直し、何も見ずに解けるか確かめる
5令和6年度以降本番前の仕上げとして、時間を計って通しで解く

この順番は一例です。勉強を始めた時期や残りの期間で、使う年度の数は変えてみてください。

電験2種の過去問を、令和3〜5年度を練習用、それより新しい年度を仕上げ用に分けて解く順番を並べた図解

電験2種2023・2022・2021年度を解く時のポイント

同じ年度を何度も解くと、答えの数字を覚えてしまうことがあります。

年度別に解く時のチェック
  • 1回目は、解き方が分からなくても時間内は粘ってみる
  • 間違えた問題には、日付と理由を書き込む
  • 2回目は、答えではなく途中の式を書けるかを見る
  • 3回目で解けない問題だけを、ノートにまとめ直す

例えば、令和5年度(2023年度)の理論を解いて、過渡現象の問題で手が止まったとします。その時は、令和4年度・令和3年度の同じ分野の問題も続けて解いてみると、苦手を集中して埋められます。

勉強の段階で使い方を変える

同じ過去問でも、勉強のどの段階にいるかで使い方が変わります。

勉強の段階過去問の使い方目安にすること
勉強を始めたばかり1年分を眺めて、出題の形を知る解けなくても気にしない
参考書を一通り読んだ後分野ごとに解いて、苦手を見つける手が止まった分野をメモする
一次の本番の2〜3か月前本番と同じ時間で通しで解く時間内に全部に手を付けられるか
一次に合格した後二次の過去問を書いて、標準解答と比べる1題を30分ほどで書き切れるか

平日に1時間、土日に3時間ほど勉強できる方なら、平日は分野ごとの解き直し、土日は時間を計った通しの演習、と分けるとリズムが作りやすくなります。

一次と二次で過去問の使い方を変える

一次は「速く正確に選ぶ」、二次は「書いて伝える」

一次と二次では、同じ過去問でも練習の目的が違います。二次は、標準解答と自分の答案を見比べる練習が中心になります。

比べる点一次の過去問二次の過去問
解き方本番と同じ時間で、マークする前提で解く答案用紙のつもりで、途中の式まで書く
見直し間違えた理由を参考書で確かめる標準解答と比べて、抜けた式や語を足す
繰り返し方間違えた問題を中心に解き直す同じ問題を、日を空けて何も見ずに書き直す

一次の科目ごとの対策は電験2種の一次試験で、二次の答案の書き方は電験2種の二次試験でくわしく紹介しています。

二次の過去問を初めて解いた時、こんな気持ちになる方もいるはずです。

「標準解答を見ても、自分の答案のどこが足りないのか分からない」
「まずは標準解答に出てくる式と語に印を付けて、自分の答案と数を比べてみよう」

一次は自己採点で合格基準と比べる

一次の過去問は、解答(正答)が公開されているので、自己採点ができます。

自己採点の結果は、その年度の合格基準と比べてみましょう。例えば令和7年度の二種の一次は、90点満点で各科目54点以上が基準でした。

ただ、合格基準は年度ごとに調整されることがあります。令和8年度は、理論が47点、電力・機械・法規が60点(いずれも100点換算)でした。最新は電気技術者試験センターの発表で確かめましょう。

二次は1題30分で書き切る練習を

二次の電力・管理は120分で6題中4題、機械・制御は60分で4題中2題を選びます。どちらも1題あたり30分ほどです。

過去問を解く時も、1題30分のタイマーをかけて書き切る練習をしておくと、本番の時間の感覚がつかめます。

解説が無い時の調べ方

『解説が無いと、間違えた理由が分からない…』という方も多いはずです。

そんな時は、問題のテーマを参考書の目次で探して、該当する所を読み直してみてください。それでも分からない時は、質問できる講座を使う人もいます。

よくある失敗

解説が無いからと、正答の番号だけを見て「分かったつもり」になってしまうことです。正答にたどり着く式を自分で1回書けるまでは、その問題を終わりにしないでおきましょう。

講座の比べ方は、次の案内から読めます。

電験ガイド

独学で進めるか、講座を使うか迷っている方へ

電験三種は4科目の範囲が広く、理論や機械の計算でつまずく人も少なくありません。通信・Web動画・DVD・通学など講座の学び方の違いと、比べる時のチェックポイント、資料請求で確かめたい点をまとめました。

講座の選び方電験三種の講座の選び方を見る

当サイト内の解説ページに移動します。試験の日程・受験手数料は電気技術者試験センターの案内で最新情報を確認してください。

電験2種の過去問でよくある相談

多いのは「過去問だけで合格できる?」「いきなり解いていい?」

知恵袋などで見かける過去問の相談から、3つを選んで答えていきます。

過去問だけを解いて合格できる?

「資格試験の中には過去問だけで合格できるものもあるが、電験2種はどうか」という相談がありました。

結論から言うと、過去問だけに頼るのはおすすめしにくいです。二種は1問の中で考える量が多く、似たテーマでも問われ方が変わることがあるからです。

過去問で出題の形をつかみ、参考書で理由を固める。この2つを行き来する進め方が合っています。

いきなり過去問を解くのはよくない?

「電験2種の勉強方法として、いきなり過去問を解くのはよくないか」という相談もありました。

最初に1年分だけ過去問を眺めておくのは、良い進め方です。どんな問題が出るのかを知ってから参考書を読むと、どこが大事かが分かりやすくなります。

ただ、解けないのに何年分も続けて解くのは、時間がもったいないことも。1年分を見たら、参考書に戻るのがおすすめです。

二次の勉強は本と問題集でできる?

「二次の勉強は、本と問題集があればできるか。まだ問題を見たこともない」という相談もありました。

まずは、試験センターで二次の問題と標準解答を1年分見てみてください。記述式がどんな形かを知ると、どの本が必要かを判断しやすくなります。

本と問題集だけで準備する人もいます。ただ、記述の答案は自分で採点しにくいので、標準解答と見比べる時間を多めに取っておきましょう。

二次の過去問は何年分を何周した?

「電験2種の二次は、過去問を何年分、何周くらいしたのか知りたい」という相談もありました。

結論から言うと、年数や周回の数より、「何も見ずに書ける問題がいくつあるか」で見る方が確かです。人によって、得意な分野も使える時間も違うからです。

例えば、柱にする分野の問題を、何も見ずに30分で書き切れるか。これを1題ずつ確かめていくと、自分に必要な周回の数が自然に見えてきます。

よくある質問

電験2種の過去問は無料で手に入りますか?

電気技術者試験センターのホームページで、一次の問題と解答、二次の問題と標準解答が公開されています。解説は付いていません。

電験2種の過去問は何年分を解けばいいですか?

決まった年数はありません。練習用の年度と、本番前の仕上げ用の年度に分けて使うと、実力を確かめやすくなります。

解説が無い過去問は、どう使えばいいですか?

正答の番号を見るだけで終わらせず、正答にたどり着く式を自分で書けるまで参考書で調べましょう。分からない所が多い時は、解説付きの問題集や質問できる講座を使う方法もあります。

三種の過去問も二種の勉強に使えますか?

一次の基本の復習には役立ちます。ただ、二種は1問の中で考える量が多いので、二種の過去問で問われ方に慣れておくことが大切です。

二次の標準解答はいつ公表されますか?

試験から約2か月後です。令和8年度(2026年度)の二次は、令和9年1月13日に公表の予定です。最新は電気技術者試験センターの案内で確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 電験2種の過去問は、電気技術者試験センターのホームページで一次・二次とも公開されている
  • 公開されているのは問題と解答(標準解答)だけで、解説は無い
  • 令和3〜5年度を練習用、新しい年度を仕上げ用に分けると実力を確かめやすい
  • 一次は速く正確に選ぶ練習、二次は書いて伝える練習に使う
電験ガイド

電験ガイド 編集部

電験(電気主任技術者試験)の一種・二種・三種について、試験の仕組み・科目別の要点・勉強の進め方・講座の選び方・資格を活かす仕事までを、受験する人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次